--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2007.03.21

婉曲

題名には意味があったりなかったり。
ほとんどの場合は無いです。











目の前にはなんとか建物としての形を取り戻した箱がある。
1週間。時間に直すと168時間。半分以上崩壊している喫茶店を直してとりあえず棲めるようにするのに所要した時間である。
「やっと、ここまで来たか。」
一応感動してみる。
となりではうんうんと誇らしげな少女ちゃんの姿が見られる。
今日はやっと屋根のある所で寝られると思うといままでの苦労もそれなりに報われると言う物だ。
「さて、これで一応貴方は店長になるのだ。」
「のだ?」
「のだ!」
「こんな様子じゃまだまだ開店なんて出来ない、それに出す物とか料金とか機材も集めないとね。」
「面倒臭い。」
「働きましょう。」
「1週間ずっと働いたもん。」
貴方の10倍近い時間を私は働いています、私よりも力も体力もあるのにこんなときに限って少女を強調するのは彼女が面倒くさがり屋だからなのだろうか。男女差別だなんだと言ってる割にはレディースデェイなどがある不思議なところと同じ類のものなのか。
「ならば今日は家には入れません。」
「なぜに!」
「働かざる者家に入るべからずです。」
「語呂が悪い。」
厳しい突っ込みである。
「で、まだ昼を少し過ぎた位ですが店で出すコーヒーとかでも見に行きますか?」
「部屋でごろごろしたい気もしますがそうしましょうか。」
少女へキョンシーの様に手を向ける。
「ん?」

不思議そうな顔をしているが構わずに手を向け続ける。
「あのー、店長さん?」
「なんでしょう。」
手は向けたままである。

「まさか「おんぶ」とか「運べ」とでも言う気では無いでしょうね?」
「そのまさかです。」
ぐいっ

「大の大人が自分よりも年下に言うセリフじゃないと思うよ?」
「大の大人よりも体力のある少女は例外です。」
ぐいぐいっ

「私がまるで筋肉マニアの大女みたいな言い方に聞こえるよ?」
「貴女はきちんと少女少女してて少女臭もきちんとしているのでそこらへんは安心して下さい。」
ぐいぐいぐいっ

「少女臭って、店長さんなんか気持ち悪いよ。」
「話をそらそうとするな、そして変人を舐めるな。」
ぐいぐいぐいぐいっ

「うー。」
「あー。」
ぐいぐいぐいぐいぐいっ

「わかった!わかりましたから!その顔にぐいぐい当たってる腕をのけい!」
「のけました。」
「店長今日はなんか随分とテンション高くない?いつもの無感情キャラとは随分違う気がするのですが。」
「ロマンチストですから。」
「カッコイイのかナルシストだかわからない発言をしないっ!」
「たまには変人らしさを全開でいこうかと思いました。」
「過去形!?」
「私のキャラクターは107人分あるぞ!」
「数が微妙だ!」
「今の私を含めたら108人分あるぞ!」
「そのネタはやめい!」
「やめましょう。」
「それでいい。」
「その代わりに貴女のパンツを下さい。」
「何言ってるんだこのロリコンが!」
「失礼な!私はロリコンではない!ぺドフィリアだ!」
「よけいに悪いわ!」
「ぬ、じゃあショタコンだ!」
「それは認めましょう。」
「認められましょう。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ねぇ。」
「なんでしょう。」
「このまま終わらない気もするのでいってよろしいでしょうか。」
「ぐいっ。」
「のけぇい!」
「のけました。」
たまにはこういうキャラでも問題は無いか。

暗転。

開幕。

「で、一体今日はどうしたのよ。」
「たまにはこういうキャラもいいかと思っただけだよ。」
「扱いに困る。」
「それはよかった。」
「けっこう楽しいから1ヶ月に1回ならこのキャラも許してあげよう。」
「許されてあげよう。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」

ちなみに現在は小売店などがひしめき合い、日々商戦を繰り広げている第6商店街へ向かって少女ちゃんに運んでもらっている途中である。
にしてもこんなノリのいい性格だとは正直思っていなかった、いままでにあまり居なかったタイプの人間なのでことらとしても楽しみがいがあって良い。
すっごく良いねぇ。ちなみにここでの「良い」は「いい」ではなく「よい」と発音するのが最近のお気に入り。

「そこの工場の所右折ね。」
「あいあい。」
「それで目の前に見える建物にダイナミックエントリーして。」
「あいあ・・・・・・って待て待て。」

侮るな、少女は急には止まれない。
「急に止まるなよ、酔うかと思ったじゃないか。」
「酔った時は胃を外に出してあげるから安心しなさい。」
「外科手術並の処置ですな。」
「その前に、目の前の建物にダイナミックエントリーは厳しいです。」
「諦めてスタントしてきなさい。」
「年頃の女性にスタントを要求するのはタランティーノ監督くらいだと思ってました。」
「クエンティン・タランティーノとはなかなか渋い趣味をお持ちで。」

「ていっ。」
「ぐええ!」
投げられました、アスファルトに無かって秒速2mくらいで。

「痛いじゃないか!」
アスファルトに寝ころんだままで言ってみる。

「お前が悪い。」
「少女ちゃんを今日は調教する日だから仕方が無いじゃないか!」
「どんな日だ!」
「私もロリコンの端くれとしましては、この状況を最大限に自分に都合の良い方向に解釈してみましたら今日は調教の日になりました。」
「説明になってない。」
「性欲を持て余してるんですよ。毎日毎日少女ちゃんの健康的なお尻から太ももにかけてのラインやら、自己主張の少ない胸などを見せ付けられていたら私としても我慢の限界でして。」
「自己主張の少ないって言うな!一応気にしてないとは言い切れないんだから!泣くぞ!」
「泣いた場合には完璧に我慢が効かなくなる事をここに宣言しましょう。」
「変態がああああ!!!!」
「最高の褒め言葉ですね。」
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・。」
「喘いでいるんですか?私の言葉攻めもなかなかのレベルなのか・・・・・・。」
「疲れてるんだよ!」
「それは残念。」

「とりあえず早く商店街に行きましょうよ、私も色々疲れてきた。」
「それなら目の前ですよ。」
「はい?」
「だから目の前の建物。」
「目の前ってこのテナント募集って書いてあるビルの事?」
「YES!」
「店長、そろそろ頭がおかしくなったのかな?」
「頭がおかしいのは最初からなので気にしない。」
「そこは肯定する所では無いと思うのですが・・・・・・。」
「まあ、中に入ればわかるよ。」
「はぁ・・・・・・。」
「ぐいっ。」
「また運べと?」
「ぐいぐいっ。」
「わかったから、わかったから腕をのけい!!!」
「のけました。」

言った瞬間に殴られました。
「痛いなぁ、年上に手を上げるとは何事だ!」
「いいからさっさと行くよ。」
「はいはい。」
さすがにこれ以上やると本気で怒りそうなので素直に従っておく。
「で、入ったらわかると言われたのですが。」
「言いましたね。」
「まったくわかりません。」
「そりゃそうでしょうね。」
「店長。」
「なんですか?」

言った瞬間にまたもや殴られました。
「まあ、少し落ち着きたまえ。」
「次に何か戯言を吐いたら四肢を引き抜くよ?」
目が本気だ。
「とりあえずここじゃ何もわからないだろうから下に行きましょう。」
「何も無い場合も同じように引き抜くから。」
「再生に時間がかかる上に痛いのは嫌なのでそれは勘弁しておこう。」

とりあえず階段を下りていく。

下に到着。

目の前には『第6商店街』と書かれたポスター、の貼られたガラスの扉、の向こう側に見える商店街。
「・・・・・・・・・・・・なぁ。」
「なんでしょう少女ちゃん。」
「この地下商店街は一体何なんだ。」
「見ての通りこの地区で6番目に建てられた商店街の成れの果てですよ。」
「なぜ地下にある。」
「ここらへんはあまり治安が良くないのは知ってるとは思うけど。」
「それは知ってる、現に私でもあまり近づきたくない。」
「一応地下は中立地帯というか、手を出した場合には交通局がうるさいので安全なのさ。」

正確には地下の管理をやってる人物の圧力という話らしい、手を出した人間は能力者であれ一般人であれ必ず捕まっている、捕まるといっても生きていたのはまだ1割にも達していないという。

「聞いた事すら無かったよ。」
「少女ちゃんはこの地区以外から来たんだって?」
「一応ね。」
「なら知らなくて当たり前さ。」
「店長。」
「ん?」
「ダウト。」
「スミマセン、医者に聞きました。」
「素直でよろしい。」

ちなみにさっきの話も医者から聞きました、能力者 という言葉自体をいままで聞いた事のなかった一般人の私も今では立派な能力者とは。世の中何があるかわからない。
「じゃまぁ行きますか、欲しい物あれば1個か2個なら買ってあげるよ。」
「お、普通の店長に戻った。」
「人前ではきちんとした人にもどりますよ。」
「ならばしゅぱーつ!」

こうして見るとまだま彼女もあどけなさの残る少女なのだと実感できる。
いつもはどう贔屓に見ても私よりも少し下くらいにしか見えないもんなぁ。

「さて、年代物のワインでも買ってもらおうかなあー。」
訂正したくなってきた。

医者から聞いた話には続きがあったりする。
俺が何故報道関係が能力者の話に手を出さないんだ、と聞いた所。
政府が圧力をかけてはいるが、もうそろそろ無理が出てきてるから今に大々的な放送でも入るんじゃないかという。
その時の混乱は避けられないだろう、私達は迫害を受けて狩られるのか、もしくは狩るのか、そんな関係になるかもしれないねぇ。と笑っていた医者の野郎はどっちみち儲かるからいいのか。
まあ、今は精々一回りは年下の少女とのデートを楽しむとしますか









さて、さてさてさて、さてさてさてさてさて。
さてさて、どこから思い出しましょうか。

少女ちゃんと買い物に行って、コーヒーは安く卸してもらえそうな所を見つけて、少女ちゃんのためにワインを1本買ってあげて、夕食用の食材買って、二人で手を繋ぎながら帰った所までは覚えている。

今が喫茶店(予定)で現我が家の寝室って事は帰り道で意識を失った事になるのか。
さて、本当にどうしましょうね。

ここで下手を打つと私の人生が終わってしまいそうな気もします。
ポジティブに考える事にしよう、少女ちゃんの悪戯が比較的確率の高い良い事、俺が襲ったが最悪の事って所か。

Mr、は最近まったくと言っていいほど表に出てこないのでその確率は低いか、まあ一度殺されてる相手を襲うほど馬鹿では無いだろう。

てか今は何時なんだよ、記憶を無くした時間を16時だと仮定しよう、今現在窓から見える外は薄暗い程度。 よって今は朝方という所か。

10時間は経っている計算になるな。

「・・・・・・・んぅ・・・・・ん・・・・・・んん・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・すぅーすぅー・・・・・・・・・」

どうしよう・・・・・・・・・。
現在の状況。

寝室で二人で寝ている、自分は裸、隣には同じく裸の少女ちゃん。

私が上を向いて寝ている右側で私の腕に寄り添う形で体を寄せて寝ている少女ちゃん。

自己主張の少ない胸などと表現しましたが、実際はそれなりに膨らんでいるようで。二つの丘が私の腕に当たっております。

足にいたっては私の右足に絡ませる形。

えー、まあ、はい。

一応私はゲイというかホモというか、女性には興味が無いはずだったんですけどね。
少女ちゃんに食われてからと言うもの、正直なところ少女ちゃんが可愛らしくて仕方が無いという可笑しな感情も出てきておりまして。

何が言いたいかと。

欲情してきそうです。

嗚呼、こんな私よりも一回りも年下の少女に欲情するとは・・・・・・・・・。

私としたことがなんたる不覚。

「ん・・・・あああー、ぬうー。」

げっ!、ヤバイ!ヤバイですよ!ヤバイよ!ヤ・バイ(1687~1734 仏)みたいにヤバイよ!

「んー。」

あー!、起きるな!頼むからもう少しだけ起きるな!

「・・・・・・・・・・・・・おはよう。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おはようございます。」

起きてしまいました。

さようなら倫理くん、コンニチハ変態さん。

「店長ー。」

「なんでしょう。」

「店長って結構強いんだね。」

何の話だ、一体何を言ってくれてるんだこの少女は。

「今でも痛いもん。」

どこがだ、一体何処が痛いんだ。

「あれー、昨日はあんなに愛の言葉を囁いてくれたのに、随分と静かになっちゃったね。」

俺は一体何を囁いたんだ。

「あのー。」

「なぁに?」

ヤバイ、ハートマークが見える。

「わたくしめは昨日貴女様に一体全体何をしたのでしょうか。」

「わすれちゃったのー?」

最初から記憶に無い事を覚えてるも糞も無いじゃないか。

「残念ながら。」

「あーあ、せっかくこんな美少女との熱い一夜を忘れるなんて勿体無い。」

「少女様。」

「なぁに?」

今度はハートマークなんて物じゃない、段々と色がピンクから黒になっている。

「本当のところ、私は何をしたのでしょう。」

「私を襲って熱い一夜を過ごした。」

「嘘でしょう。」

嘘であってくれ。

「うん嘘。」

「この小悪魔が。」

「んー、ここまで通してきたんだからこのままでもいいんだけど。まあ緊張している店長も見れたしいいとしようか。」

本当に、この小悪魔が。

「全部説明すると長いから手短に言うとね、帰り道の途中で二人で倒れちゃったみたいで、気がついたら倒れた拍子に割れたと思われるワインで真っ赤に染まってて。店長がまだ倒れてたままだったからここに運んで一緒に寝てた。服は全部洗濯籠に入れてあるから。偉いでしょ?」

「洗物が増えたって事ですか。」

「疑問系にはきちんと返答を返そうね店長。」

「偉いです。」

「よろしい。」

スポンサーサイト
この記事へのトラックバックURL
http://stifff.blog71.fc2.com/tb.php/9-170bf74c
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。