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2007.03.27

死の概念

1番最初に気分だけで書いたもの。
書き直してみる予定ではある。
あくまで予定である。














死の概念についての喜劇 第一幕、




暗闇の通路を少女が一人歩いている
小さな物音にすら恐怖心を煽られ、自分が今何処に居るのかも判らない

「ああ、もう本当にこんなところは嫌・・・・・・」

そう呟いても状況は何も変わらない、
それでも呟かずにはいられないほど彼女は焦っていた。
たった一人、年端もいかない少女が暗闇の中を行くあても無くさ迷っているのだ、無理も無いだろう。
壁伝いに角を曲がると、目の前にに紅い光が見えた
曲がり角を煌々を照らしている紅い光
彼女はまるで火に誘われる蛾のように光の方へ向かっていく

「よかった、これでなんとか・・・・・・」

そう呟いた瞬間、彼女は大きすぎる悲鳴とともに光の照らすものを見つめていた



 それはただの好奇心であった
彼女は退屈な両親やお屋敷での生活に飽きてしまっていた
そしてお屋敷の裏手にある深い深い井戸にもぐってみることにしたのだ
そこは何かが住み憑いているといううわさの井戸であった
ある男はそこで悲痛な悲鳴を聞いたを言い
ある女はそこでこの世のものをは思えない笑い声を聞いたとも言う

「誰も近づかない」

そんな井戸だったのだ
彼女はそのうわさを聞き、好奇心という名の欲望に負けその井戸へと赴いたのだ
彼女の不運は3つある
ひとつは井戸を覗いている途中に運悪く落ちてしまった事
ふたつめはその場所へ赴いたことを誰にも言わなかったこと
みっつめはそこに何があるかを知らなかったこと
3つ目は幸運かもしれない
知らない事は時に知っているよりも幸せだからだ



死の概念についての喜劇 第二幕

「彼女の不運は本当は好奇心を持ってしまったこと自体にある、そう考えることもできる。」


「あ、っあああぁああ、あ、、、、」
声にならない叫びを上げる少女がそこには居た
そこにはドアの無い部屋がり、蝋燭の紅い光が部屋中を爛々と照らし続けている
紅い光に照らされているのは数多の肢体と死体

幸運なことに、そこにいる女性たちはみな彼女には興味など無いようだ
あるものは虚ろに虚空を見つめている
あるものは腕が片方無く
あるものは常に何か唸っている
あるものたちは快楽をむさぼるためにお互いを磨りつけあっている
そしてあるものはもう、死んでいた

だがさすがに、興味が無いと言っても彼女の声はいささか大きすぎたようだ
部屋の奥で「何か」がこちらを見ている

「にっ逃げなきゃ・・・・・・・」

頭は逃げようとしている、しかし体はまったく反応しない
生物の基本的な本能よりも彼女の恐怖がそれを上回った
そしてその「何か」はゆっくりとこっちへ近づいてくる
彼女は恐怖で指一本、瞬きひとつ出来ない状況で「何か」をまともに見てしまった

それは、一言で言うならば【悪魔】と
そう、まさに悪魔と呼ぶのにふさわしい姿だった
スラッと伸びた足、贅肉のまったく無い体、美しすぎる顔立ち
しかし、それを悪魔と言わしめたのは目と性器であった

目はまさに魔性のもの、見るもの全てを絶対的な服従強要させる目
蛇に睨まれた哀れな蛙と同じように、それには抗うことは出来ない
数千本のナイフが周り全てを覆い肌を傷つけてくるような視線

そして性器は人間のものをはるかに超越していた
腕ほどもあるのだろうか、それは大きく天を仰いでいた
彼女はその全てを、髪の毛から足の先まで全てを見てしまったのだ
全身から血の気が引き、今自分が立っているかすらも判断出来てはいなかった
しかし、彼女の両の眼はしっかりと開いたままだ
彼はゆっくりと近づいて来て彼女にささやいた

「招かれざるお客様だが、来てしまったものはしょうがない」
「今宵の宴に貴方も参加しなくては」
「ふふっ・・・・・・」

一瞬微笑んだかと思えば、次の瞬間甲高い笑い声がそこらじゅうへ響き渡った
快楽をむさぼっていた女性たちも動きを止め、彼を見つめている
彼女はもう正常になど働いてなどいない頭で理解していた

「私はもう戻れない」

絶望の色が黒だとしたら、彼女はその黒のなかへゆっくりと堕ちていっていた





死の概念についての喜劇 第三幕

「彼女を支えるものは何?、全てが無意味だと理解したとき彼女は本当の意味で崩壊を迎える」


彼女は細いが、しっかりとした腕に抱かれ寝台へと導かれていく
そこではもう何人もの女性が快楽を貪っていた痕が残っていた
そして今この瞬間も彼女たちは快楽を貪っている

「あ・・・・・・」

足を段差に引っ掛けてしまい、バランスを崩し寝台の上に倒れてしまった
そこにはむせ返るような雌の匂いがしている
匂いを嗅いでいるだけで頭がさらにくらくらしてくる
もう正常な思考などはできはしないと脳が叫ぶ
私は導かれるままにそれにしたがっていく
靴を脱がし、リボンを取り、上着をはだけさせていく
不運にも皮膚が冷たい空気を感じた瞬間、彼女の意識が少しだけ戻った

「ぁ・・・・・・う・・・・・・」

声を出そうとしても、恐怖で声が出ない
逃げ出そうとしても体は彼女の意思の通りに動いてもくれない

彼女にとっては意識が戻ったことは不運としか言いようが無い
なぜなら、それをとても喜ぶモノもがいるからだ

「おやおや、気がついてしまったのかい・・・・・・」
「これから君は私に何をされるか、さすがに判っているようだね」

不気味な微笑みと共に彼女の瞳を見つめる
彼女の目に恐怖と絶望の色が色濃く浮かんでいることを確認すると
「べろっ・・・」
彼女の腹部のあたりから胸へかけてを舐め上げる
「っ・・・・ぁ・・・・あ」
彼女はそれに反応し、体を離そうと努力する
その様子ですら狂おしいほど愛しいのだろう、さらに執拗に舐め続ける
「おやおや、随分と私に舐められるのは嫌いかな?」
残念そうにの端をわずかにゆがませながら耳元でささやく
「じゃあ、僕の手よりも先に彼女たちに準備をしてもらおうか」
そう言って女性たちに向かって手を向けた
「彼女に雌としての快楽を教えてあげなさい」
「しかし、処女は奪ってはいけないよ、それは私の特権だ」
そういって薄笑いを浮かべると、周りに居た女性たちが私の周りに群がってきた
「あっ、ぁぁあああ!」
声にならない叫びを上げ続けるがそんなものは何も意味を成さない、むしろ誰かの劣情をさらに駆り立てるだけだ
そして女性たちは彼女に群がり彼女を覆っていたものを全て剥ぎ取る
そして強引に体の雌を引き出していく行為にかかる彼女たち・・・

「さて、どんな表情をみせてくれるのかな君は・・・・・・」

不気味な笑みを浮かべ、そこには悪魔が笑ってた




死の概念についての喜劇 第4幕 


「本当に私たちは「生きて」いるのかい? 」
「全てを無くした人間は自らを「自ら」と認識することが本当に出来るのか? 」



彼女はもう息をすることすら辛い、そんな状況にまで追い詰められていた
彼女の体を覆う部分の全てが脳へ快感を送り続けている
彼女は数人の女性によって全身をくまなく舐められている そして彼女自身への内部も弄び続けている
それを見ているのは「悪魔」であった
顔の半分を右手で隠し、指の間から見える瞳は狂気を色濃く映し出していた
「もうそろそろ準備はいいようだね」
そう言った瞬間に女性たちは彼女から離れていく
後に残ったのは熱に体を蝕まれ続けている少女が一人
彼女は達する事だけを避け、限りなく快楽だけを与え続けられていた
今の彼女には2つの考えしか存在していない

「恐怖」と「快楽」

それだけである
「ぁぁあ・・・・・・あ・・・・・・」
近づいてくる恐怖に彼女はもはや抗うことは出来なかった
彼女の奥からの疼きが彼女に抗う事を許していなかったからだ
彼女の雌はもう限りなく餓えている
そして彼女はそれを望み始めてもいた・・・・・・
「おやおや、随分と私好みのかわいらしい姿になってしまいましたね」
そっと近づいてまた囁く
「私が欲しいのかい?、かわいいお嬢様」
抗う事など出来ない悪魔の誘い
「ぁぁあ・・・・・・あ・・・・・・」
声にならない声で懇願する
しかしその行為は彼の性癖をひどく高めることになってしまった
「ふふふっ、お嬢様、はしたない事をしてはいけませんよ」
「残念ながら、きちんと言葉で伝えてくれなければ私はわかりません」
その言葉は、もう正常な思考が出来ない彼女の頭で何度も響いていた
簡単に言おう、彼女は命令をされたのだ
自ら純潔をさしだし、快楽を求め服従することを、自らの口からそれを伝えろと


「わぁ」

「わたぁしを」

「こぁして」

「くだぁ」

「くだぁさい」

最後の理性を破壊し自らを差し出す 、その言葉を彼女は言ってしまった
「よくできました、それでは失礼するよお嬢様」
そして彼女に覆いかぶさる形になる、そして
「プッ・・・・・・・」


彼女を「彼女」と認識していた最後の糸が切れたような音がした・・・・・・




死の概念についての喜劇 最終幕 全ては一体何処へ

「考えることを放棄してしまおう、全てが楽になるだろう 」


その瞳に映るものは一体何なのであろうか
すでに何度も、何度も達して居る彼女
しかし、いまだに彼女の中では悪魔が快楽を与え続けている
全身を痙攣させ、体の力など当に使い果たしてしまっている
それでもまだ彼女は腰を振り続け快楽を、より強い快楽を貪ろうとしている
そしてその周りでは数多くの女性たちが堪えきれなくなり自らを慰めている


彼女の体が不意に跳ねた、また達したのであろう、
その瞳には、もはや何も映っては居ない
焦点が合わなくなった瞳で彼女は何を見ているのか
何も映らない瞳は彼女に一体何を見せるのか
血と精液と暗闇が支配する世界
赤と白と黒の世界
そんなものを見ているのだろうか


紅い彼女の体がまた大きく跳ねた、そして注ぎ込まれる白、

「あはぁはははははははははははははははは!」

彼女は声色高く、限りなく淫靡で醜悪で、最高に美しい笑い声を上げる
その瞬間彼女は死を迎えた

「おやおや、もう限界のようだね」

彼女から自らを引き抜き、そう付け加える
そして名残惜しいかのように耳元でささやいた

「お休みなさい、お嬢様・・・・・・」








彼女はおぼつかない足取りで部屋へ向かっていく、
そこには一番手近にある雄がいると知っているからだ
いまにも転びそうな足取りで廊下を歩いていき、奥にある一番大きな扉を開ける
そしてこう呟いた

「おとうさま・・・・・・」

「わたしを、わたしを慰めてはくれませんか・・・・・・」
















最後に少しだけ蛇足だが話をしよう
私は君たちが言う所の「風」「心理」「神」「空気」「闇」「光」そんな所だろうか
そして私は貴方だ
私はただ語り、そして通り過ぎていく
そう、風が肌を滑るように通り過ぎていくだけだ
彼女は私でもあり、「悪魔」と呼ばれた存在が私でもある
彼女の死は肉体の死ではないのは皆さんもお分かりだろう、
では一体何が「彼女」にとっての死だったのか・・・・・・
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