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2014.08.06

おじいさんと犬

じいさんが北国で日常生活送るだけの話。

起 秋口   息子から手紙が届く    嫁が子供を身篭った じいさんはタバコを吸いながら狩りに出る 獲物はエルク 食料はまだある
承 冬入り  息子から手紙が届く    嫁の調子があまりよろしくない 父親を心配する言葉 送られてくる5カートンのタバコ 狩りに行く 獲物はかからない
転 冬    息子からの手紙は無い 犬と狩りに出る、猟銃の調整と食料の買い込みに街へ降りる。 馴染みの酒屋で少しだけ酒を飲む
結 冬終わり 息子から手紙が届く 孫は流産してしまった 爺さんはエルクの角で彫り物をする。 自分の妻を思い出す 犬が吠える 少しだけ酒を飲む たばこを吸う。
爺さんは息子に手紙を書く。 


そんな感じのを。
とにかくただ爺さんを延々と細かく書きたいだけ。
魚も釣る









 ロック爺さんが狩りに出たのは3週間ぶりの事だった。冬に入る前にもう2,3頭のムースを狩っておきたい、塩漬けの肉や燻製はまだ山と倉庫に積まれていたが、タバコが少なくなってきているのが気がかりだった。 タバコは毛皮を街で交換するしかない。 年に数回しか飲まないが、馴染みの酒屋でカルヴァドスを1杯飲みたいとも思った。
もう、10年も一緒に狩りをしている犬と一緒に山道を漕ぐ、大きなリュック、ライフルを肩に背負っている。足取りは軽い、何十年と歩いている道だ、どこに獲物がいるかの検討は大体ついている。
狙うのは大きなオス、そして自分で食べるように子供を1匹だけ狙う。 
 ここ数年少し数が多くなってきているのだ、狩りをして申請すれば、国からの補助金も出る。 だが爺さんはまだ一度も申請したことは無かった、別段生活に困っているわけでもない、それよりも細々した文字を書く方がよっぽど気が滅入る事柄だったからだ。彼の息子からはいつもこの事で小言を聞かされているが、その度に同じ話を繰り返す。
必要十分な物は既にある、それ以上は求めても自分が不幸になるだけだ、ロック爺さんは口癖のようにいつも同じ答えを返す。

2時間ほど山を登るとムースの狩場へ到着する、ここは自宅近くまでつながる小さな川もあり、今の時期は山の木の実が沢山落ちているからムースはすぐに見つかる。
だがまずは周りを注意深く調べなくてはならない、エサがあるということはそれを狙う灰色熊も居る事があるからだ、彼のお供は灰色熊の気配があるとすぐ吠えてくれる優秀な子だ、それでも警戒しすぎるという事はない。 ロック爺さんは狩場の周りをムースの風上にならないよう、注意深く調べてゆく。足あとやフンを探し、マーキングの痕を探し、ようやく満足して銃を構える。 
 ほとんど骨董品と言っていい銃に弾をこめ、片膝をついて息を整える。白い息が流れる。スコープを覗く。
 犬は静かに獲物を見据えている。
 今日も目は良く見えている、近くの小さな群れで1番大きなムースの心臓に照準を合わせ、息を止める。 引き金を引く。
 ターン、と静かに響く。
 ムースは静かにその場にうずくまる。 心臓へ命中したようだ、周りのムースは音に驚き方々へ散ってゆく。
ロック爺さんは仕留めた獲物へ近づく。 どうやら即死させられたようだ、胸に十字を切り、森にも祈りの言葉をつぶやく。 700キロはある立派なオスだ。
それからロープで後ろ足を縛り、リュックから薄いソリを取り出し、近くの小川へと引いて運んでゆく。 
 小川に到着すると、ムースを川へ漬け、腰から大ぶりのナイフを取り出し、首に1本切れ目を入れる。 血が川へ流れてゆく、手早く処理しなければ血の匂いを嗅ぎつけて肉食の動物が来てしまう。
 腹を割く、まだ熱を持っている内蔵が現れる。肺を取り出す、腎臓や、肝臓、心臓を取り出す、それから胆のう、膀胱を注意して取り出す。 まだ解体に慣れていないころ、胆のうにキズをつけて他の肉まで苦くなってしまった事がある。 手首に結んでいたヒモで食道と肛門の付け根を縛り、食道から腸までを取り出す。
それから内蔵をそれぞれよく洗い、リュックから皮袋を取り出し詰めてゆく、袋には塩とハーブが入っている。
生殖器や肺はお供に与える、おいしそうに食べている。狩りの駄賃だ。
ムースの腹はすっかり空っぽになる。
川の水で綺麗に洗い、また引っ張りながら自宅へ向かう。
獲物は重い、川沿いを下る、3時間近くかけて家まで到着する。

 家の少し離れにある解体場へ運び、滑車を使い、ムースを逆さに吊るす。
足元から皮をゆっくり剥いでゆく、皮に傷がつかないよう、ナイフを研ぎながらゆっくりと作業をしてゆく。 
汗が流れる。 20分ほどかけて皮を剥ぎ取る。 皮は広がるように、木で作った型にかけておく。
 ようやく肉に刃を入れる。糸鋸を取り出し、首を切り落とす。 ナイフを持ち替え、肩から前足を取り外してゆく。関節へ刃を入れると簡単に外れてゆく。次に背骨にそってまた糸鋸を使い、アバラを取り外してゆく。 最後に後ろ足を取り外す。
取り外した肉は木箱にのせ、塩をかけておく。 

 ようやくひとごこちがつく、イスを解体場の外へ持って行き、座る。胸ポケットからタバコを取り出し、マッチで火をつける。
深く吸い込み、長く吐き出す。 犬が横へ座り込む。 頭をなでてやる。
ゆっくりとタバコを楽しむ。 一仕事が終わった後のこの時間はなんとも言えず静かで気に入っている。
 あと1頭を狩る算段を建てる。山の上の方の狩場がいい、持ち帰りが楽だからと思う。 しかし最近は灰色熊の足跡を見つけたりとあまり近づきたくはない場所でもある。
しばらく考えた後、腹の虫が鳴っている事に気が付き、飯を食べてから考えようと至る。

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Posted at 23:17 | 恥晒し | COM(0) | TB(0) |
2014.08.06

5年ぶりに見つけたので

空の遥か高みより投擲されたソレは、破綻した己の本能により加速を続ける。
生物として最低限の危機感すら捨て、ただ一つの現象 一つの弾丸 一つの破壊として存在するためだけに自らを破壊した者は、自己の持つ能力を最大限発揮して破壊力を増す。

形態を変化させ
加速を続け
そして目標へと飛来する

思考する弾頭が至った結論は、全てが破綻しているこの街ですら異常であった。


人としての器を全て変質させてしまった男がいた。
彼は自由に空を飛びたいと願ったわけでもなく、唐突に体が組み変わった。
まるで元よりそうであったかのような完璧に、全てが組み変わった。
国側が勝手に定めた定義によると、自分はもはや人というカテゴリーにすら入ることを許されていないのだ。
生物として理外に置かれた者達があつまるここですら、私の同類は六種しか居なかった。
だが成ってしまったものは仕方がない。

最も異常な者が最も平凡な生活を送るというのは、一体皮肉意外の何だと言うのだろうか。









第一章 夏


「なーあー、店長さんよー、俺もですねー、こうですねー、もっとエネルギー溢れるなんつーかー、その。若者らしい事がしたいんですよ!でもこの街で若者らしい事って何かあるのかって結局素敵なキャンパスライフに性を出すくらいしか無いんですよ!!」

「郎くんなら女の子でもひっかけにいけばいいでしょうに、モテないわけじゃないんでしょ?」

バーのカウンターを改装した我がハウス 我が店 名前はまだ無い アダ名は廃屋バー ひどくないかねちょっとそれ。
そんな店でこのクソ暑い中、コーヒーよりも乳製品の方が比率が高いためコーヒーと表示できない飲料を飲みながら――それもホットで――郎君と呼ばれている若者は駄弁っていたのだ、これ以上無く完璧に駄弁っていたのだ。

「あ!店長今のはひどいよ!俺に彼女とかそういうワードはNGです!Death!死!この前だって可愛いなーって子居たんで声かけたら悪魔さんとこの従業員だったんだぜ? さすがに無理だって、清少納言にアタックする平民くらい無理。」

私といえば、この店――常連客と変な常連客と変な人と変な一見さんしかいない――の隅から隅までヒマに任せて掃除をし、グラスを磨いている。 唯一の客は自分でコーヒーを取り出して飲んでいる始末だ。

「他に若者らしい事って何かあるでしょうに、ちょい悪?みたいな事も今しか出来ないわけだし。」

我ながらオヤジ臭いが、もういい加減まともに取り合うのも面倒になってきたのだ。
あと郎君、清少納言に平民がアタックって難易度のたとえとしては最悪の部類だと思うよ、すごくわかりにくい、

「むーりー、ヘタするとすぐ巡査だとか区長の私兵に追い回されてヘタすると監獄行きだよー、死ななきゃマシだけどさー。」

「郎君なら逃げ切れるでしょうに。」
そう言いつつ、もう磨くのも飽きたグラスを置き、カウンター横のイスへ座る。

「で、郎君、何か用事でもあったんでしょ?」

「お、店長いい読みだね、実はこの郎君は用事がある事をダシにしてタダコーヒーをたかりに来ていたのだよ。」
よし、出禁なお前、せめてツケと言えツケと。
精一杯の冷たい視線を郎くんに浴びせつつ、出来うる限りの薄いリアクションで対応する。

「うわー、つめたーい。 お客様にはもっと親切にするべきだ! とまあ冗談は置いといて、少女ちゃん居る? 居るなら呼んでくれたほうが話やすいんだけど。」

少女ちゃん とはうちで同棲というか同居というか。 まあ要するに一緒に住んでいる文字通りの少女だ。
趣味は読書 特技は解読と人食い 好物は私の右腕。
彼女とはしばらく前にこの地区で一悶着合った時に色々あって今に至る。


「居るけど、今奥で寝てるから起こすと機嫌悪いよ? それを考慮した上で呼んだほうがいいなら呼ぶけど。」

「大丈夫なんだなぁ、きっと少女ちゃんも喜ぶ案件ですよ!何せこの万年金欠通り越して赤字経営どころかなんで店やれてるのか不思議なお宅の財政を一気に取り戻せる案件です!素晴らしい!さすが俺!面倒な交渉してきて良かった!」

何か今日テンションがおかしくないか郎くん、徹夜でもしたのか? というかその話しぶり明らかに詐欺師だぞ。うわー、超やる気出ない、というか間違いなく面倒事だ、それも私が死にそうなタイプの。
だが万年金欠の財布事情には変えられない、いい加減少女ちゃんが大量購入したパスタを茹でて適当な調味料でなんとか食える体にする生活はもう厳しい。 食わなくても良いとはいえ、おなかは空くしうまいものは食いたいのだ。

大きくため息をついて席を立ち少女を呼びに行く。郎くんには後ろ向きで手を降って返事をしておけばいいだろう。
廃屋を改築した店の二階へ少女を呼びに行く、部屋の前には【声を掛ける時は死を思え。】とよくわからないセンスの注意書き。それを踏まえた上でノックを二回 声をかける。

「少女ちゃーん、郎君が用事だそうですよー。 依頼なんでできれば起きてくれると嬉しいですが無理しなくてもいいですよー。」


今日は機嫌が良いと嬉しいなぁ……。
2009.08.05

2--8 5/26~ このページは先頭に来るようにしてます。

最終更新日 2009:5/20

地味に更新してるよー
追記で見れるよー
続きにてだらだらと日記書いてます。
稀にショートショートみたいなものも書いてます。
なんとなく一言シリーズ








よければどうぞ。続きを読む
Posted at 09:55 | 連絡 | COM(4) | TB(0) |
2009.05.20

パソコンが復帰したので。

というわけで更新再開。


以下追記にて最近の駄文。







続きを読む
Posted at 01:22 | 恥晒し | COM(0) | TB(0) |
2009.03.12

例大祭とやらに行って来ました。


実は学生なんぞ、やっておりまして。
年末~今までにかけて、色々と忙しかったんで、更新とか完璧に忘れてましたね。

さて、自己弁護はここらへんにしときまして。

例大祭行って来ました。
今回は同人誌52冊 CD8枚 おちょこ2個 という戦績。
まぁ、それなりですね。
例大祭の話題は、また今度でも。

ああ、後光るこんどーm。
すみません、光る風船を真白姫様からいただきましたね。
最後の2個だったそうで。
嬉しいのやら嬉しくないのやら。
ちなみに真白姫様のサイトはこちら
つ「真白のーと

まぁ、まさか手に入るとは思いませんでしたけども。
後悔といえば、アルケミストレコーズのCDが買えなかった事ですかね。

さて、まぁ。
私生活で結構な勢いで暇になりまして。
書き溜めてた連中も、そろそろここに置いておこうかとも思ってます。

そんな感じでした。
Posted at 06:27 | 恥晒し | COM(0) | TB(0) |
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